フキンシンと言う勿れ


ボクは常々思っているのですが、人が怖いものって人それぞれで、コロナがこわいっていう人もいれば、コロナワクチンのほうがよっぽど恐いという人もいるし、あのいつぞやのタイ米がこわいという人もいる。そしてこの業界では恐ろしくかつ他人事ではない事件が起きてしまいました。

あの事件以来、この業界は怯えています。なにしろ「センコウをあげに来い」、そういわれて同胞もただならぬ気配を察知して選び抜かれた屈強なサーバントを従えて行ったものの、見事に返り討ちにされたのである。

猟銃?なんですかそれは。普通のうちにあるんですか?小生が知る範囲ではごんぎつねのひょうじゅうか西部署の大門さんくらいだ。

絵本「ごんぎつね」の魅力|イラストが人気の名作あらすじと ...
「愛知の偉人」No.2新見南吉作 ちなみにNo.1は豊田佐吉ですよね、織機のみなさん。
あと信長様はあれです。「好きな歴史上の人物」のランキングNo.1なのだから。

たしかにスワンボートに乗るのにライフジャッケット。自転車にのるのにヘルメット。職員室にはサスマタ常備の時代だ。往診に行くなら防弾チョッキ。といわれても不思議ではないのかもしれない。にしてもだ。

もはや性善説だけでは心に響かない。「猛犬注意」のステッカーだけで安心安全が得られることはないのである。

むかしはこのステッカーだけでどろぼうさんもセールスさんも新聞の新規勧誘にも有効だったんだけどなー

と言うことでわたしが選んだアイテムがこれ。

キーホルダータイプで携帯便利

くしくもあの年老いた母を献身的に介護していたという悪魔も民主主義をぶち壊すために使ったという。説明書によるとひとたびプッシュすればナンピトたりとも戦闘不能に陥らせ、かつ人体にはまったくの無毒とのこと。「自分が傷つくのは嫌だけど、あの人が傷つくのも嫌なの」、というか弱い女性でも恐ろしい敵を撃退することが可能になるという。

そして「決して安易に試したりしないように。」との注意書き。「試すな」と言われるとどうしても試してみたくなるものである。ということでクリニックちあきの奥座敷、通称「うさぎとカメの間」にて特報リサーチとなったのである。

結論を先に述べる。やめとけ。いや「安易に試してはいけない」という意味で。

ドキワクは一瞬。後悔は一生。

慎重にワンプッシュしただけなのに…。換気も十分、制限時間いっぱいでのぞんだその大一番は、一言でいうと「悲劇」であった。ああ、とりかえしのつかないことをしてしまった。カプサイシン、お前ってやつは…。もう涙なしでは語れない。 

最後に、効果は絶大だから。仮にゴーグルとマスクしていたとしても撃退可能。だって、じっさいそのいでたちで試したのだから。地上での接近戦においてまさに「最恐」と認定。

追伸:不幸に見舞われた先生へ、同業者として謹んでご冥福をお祈りいたします。

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