うちの常連かかりつけ様たちは手慣れたもので、たとえ悠久の時が流れていたとしても、「お待たせいたしました。」と言われたら「ううん、わたしもちょうど今来たところなの♡」と返してくれます。毎日暑い中ココロのこもった最高のリプライ!!ありがとうございます。たしかにキュンしました。ところでそれはさておき、帯状疱疹ワクチンのことはもういいから あのモフモフのコロりちゃんはあれからいったいどうなった?という数多の声をいただいております。
さて、クリ☆ちあ風呂Goo!に浸かりすぎてのぼせてしまったオーディエンス様にはもうすでにおなじみ。ドイツ人からヨメに来たジャーマン・シェパードのコロりですが、おなかはへったりもしたけれど、今日も快食快便の元気です。(魔女の宅急便風にお願いします。)とにかく、よく食べる。主より食べる。バケツで食べる。足らんといっていつもごはんのことを考えています。
うわさのドイツ人こと”シュールベルク君”によると幼き頃から正統派和食ドイツ人の家に住んできた彼女にとってごはんとはまさに白飯!家族とともに食す同じ釜の飯とともに、そこにその日の味噌汁をかけてもらう。これが最高のいぬのごはんなんだそうだ。試しにトレンディーなドックフードとやらをやってみたが崇高なるドイツ犬にドックフードとはなんたる非礼!。ただちに作り直して参れ!と言わんばかりの猛抗議。これでは塩分摂りすぎのカルシウム不足だろうと、上から『花かつお』をかけてやったら、「これはうまい。」と味王様は両手をうっての大絶賛。さすがにあの日本人かぶれのドイツ人の家でもごはんの上からかつおぶしというねこまんま的掟破りは発想になかったか。
さて、元来血統書付シェパードにはには、「基本姿勢」なる構えがあるんだと。あの有名な盲導犬サーブとか、けーさつ犬カールとか名だたる名犬シェパードたちはいついかなる時もしっぽは後ろ足のあいだにちゃんとしまって中腰が基本姿勢なのだ。が、しかしうちのコロりったらその辺はダメダメである。もうごはんの時間となれば盛大にブルンブルンとふりまわす。そう、ふりまわさずにはいられないのだ。たとえるなら不随意運動の極み。そういえば最近ふと気がついたんだけど、うちがチャンチャカ、チャカチャカ、チャンチャンチャン♪とお茶碗をおハシでたたくと(DARE?)コロりもいっしょになって周囲もお構いなしにブルンブルンとなぎ倒す。これがねずみ館のマーチでは知らんぷり。そのあたりの学習能力というやつは流石というか…。
イヌは3日ごはんをもらうと3年はその恩を忘れないというがあれは本当のことのようだ。ごはんをもらうための使命にも似たポリシーがあるらしい。コロりが見たいとせっかく東京から親戚が来たんだが、絶対に許さなかった。盛大にチャームポイントの八重歯をむき出して猪突猛犬でたいへんだった。世田谷のホームセンターでわざわざ買って来てくれたというワンチュールもいっぱいもらったのに「予にそんなもの食わせるつもりか!」とまさにジゴクの番犬ケルべロスの如しだったよ。まあ、お口に合うかどうかはイヌそれぞれですから。あ、いちおう「ネギの入った」みそ汁はイヌにはよくないって言うのは都市伝説ではないらしいから推奨はいたしません。イヌおよびその犬飼氏の自己責任でお願いいたします。