金曜日 ウルルンぶらり旅紀行 ~たとえば、海の男には各港ごとに彼女とうまいものがあるのだという~

ごちそうサマンサ。

ひさしぶりにちあきマンバに帰ってきたという永田さん(仮)。実は彼の本当のアイデンティティーはタ・タール星から来たタール・タール星人、なんだってさ。いろんな恐ろしい使命をおびてはるばるやってきたはずだったのだが、今やトウニョウケツアツなんのその。すっかりおいしいものに夢中。特に今のお気に入りはつけてみそ、かけてみそ。もともと彼の故郷にはあの味王様が手を打って「これはうまい」といわせた自慢のタルタルソースがあって「なんでもタルタルソースをかけるとだいたいおいしくなる」という伝説があるんだとか。そんなタルタル星人がなんとなくふと立ち寄ったというヤマコウの正門となりの「松野屋さん」で田楽菜飯セットを食べて以来味噌の魔力にすっかり魅せられてしまったんだと。

ああ、これは「外食の適切なご利用のアドバイス」に該当するやつね。はいはい。

あのね、永田サンや。松野屋さんもいいけどね、あそこは混んでるからね。いつ行っても混んでるからね。わたしなら松野屋さんより「イルカ池」まで行って○○亭さんに行くけどね。なにしろさるやんごとなきお方がこれまた高貴な彼女といっしょにもう一度訪れたい思い出の地に選んだイルカの池。きっとそこでおつきのものにお忍びで「コレ爺や、ちょっと一皿買ってまいれ」と密かにアツアツのでんがくを取り寄せたりしたんだろうな。(また妄想してる)「みっちゃん、そんなにあわてて食べるとお口の中やけどしちゃうよ。」「あなたこそ、これから美術館デートだというのにそんなにお口の周りにみそつけて。うふふ、ほんとにしようのないひと。」(ポワポワ)

もう過ぎちゃったけどおススメは桜の季節に行ったら最高だに。

「オブリガーッ」そう叫ぶと、彼は次の港へと旅立っていったのであった。

いちばんチョロい。が、しかしこれはすでに栄養指導ですらない。

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