帰ってきた「健康優良スポーツ医の活動の一環として」、が2年ぶりに登場です。
今度の久しぶり感はコロナのせいではありません。名古屋のガイシアリーナでアジアなんちゃら大会の開催に向けてリニュウアルとのことで長い時を経て帰ってきたニチレイチャレンジという名の中くらいの大会なのです。
さてふだん使わない知識が無駄なものだとは考えるのは愚か者である。それはふだん使わない泳力においてもまたしかりである。なのでこのイベントが自分に何の意味があるのかと考えた時、その答えは「たしなみ」というものになるのであろう。
今回のニチレイチャレンジについていくつか特徴がある。ひとつにはこの大会は決して参加の門は狭くはないのである。スイミングスクールに通っていないといけないということはないし、何かの組織に所属していないといけないということもない。気楽な記録会なのです。つぎに、今回は2年ほどのリニューアルを終えて新しくなった日本ガイシアリーナでの開催である。これが国際基準というヤツか、を実感できるプールであり飛び込んだ時に底にぶつかる心配のない、つまり足のつかない深い(2m)プールである。恐らくは参加したキッズたちもそのシチュエーションに緊張しそして高揚した事であろう。
かくいう私もそういう一人であったのだが、それにも増して「恥ずかしいしごとぶり(結果)をみせる(残す)わけにはいかない」という十字架を背負っていたのだ。そのあたりはさらに10年後くらいに後世の人が判断してもらえるものと信じて割愛したい。
プールサイドで聞いた話によると水泳人口は今後減少し、学校のプールも公営のプールも減っているのだそうだ。それも時代の移り変わりと思うが、それでもこの暑さのためかキソガワで泳いで流される人も相次ぐ中、できればこういう施設が残ってほしいと願いものである。そういう意味でも今回のニチレイさん、愛知県水泳連盟さん、模範泳に来て下さった小西杏奈選手・川本武史選手、関わってくださった方に感謝いたします。気力、体力が限界でなければまた…。