さて、いつもはただのゴーストライターに依頼しておまかせにつれづれなるブログを代筆してもらっているのですが、思うところあって今日は、この我が左手に封印したダークブラックダイナソーの魂を復活させて、汚れた邪心とともに解き放ってみることにした。
季節は卒業シーズンである。そして毎年飽きもせず繰り広げられる配置と所属転換とお引っ越し。黒猫やペリカンたちもさぞやたいへんだろうなあと思っている頃にやってくるのがシン・MRさんだ。
先に言っておこう。君の真新しいピカピカの靴は必ず玄関で脱いでくれたまへ。よいか、必ずだ。うちはなんぴとたりともスリッパとマスクの着用をお願いしているのだ。わかったか？。ん、キミは実にいい時計⌚をしているじゃあないか。これはアレだな。立派な社会人としての証というヤツだな。ちなみに私のはうちのおじいさまが町内会のカンレキかなんかでもらったというひとつ1000円くらいの記念品をおれは別にこんなもの要らんからおまえにやるとか言われた聖子ちゃんだ。まあ普通に動くけど。が、しかし、たのむからいらんモノをもらってきて押し付けるのはやめてあげてほしい。おいらだってアップル時計とかして、「センセイ、こんなん（辛抱西道とか？）出ましたけどー。」とか言ってみたいじゃん。。。いかんいかんこれではいつもの幽霊文芸部員とおんなじだ。ヒトのことをうらやんだりねたんだりするのはもうやめるってあのひとに誓ったし。
兎に角、私が今日みんな（Dare？）に伝えたいのは、クスリを愛してやまないMRさんならもういっそ自社も他者もかまわずにナイスなクスリを提案したらどうなんだろうという提案だ。うちのクスリならなんでもおK！というんじゃなくて時には、「うちのクスリよりも吉々製薬さんの方がコスパがいいですよ～。」とか言ってくれるようなそんなMRさんにこれからの若いMRさんはなってほしい。
そんなのは、ヤくザいシさんの仕事だとか言われるカモですが、やみくもに自分とこのクスリならイイもんも悪いもんもいっぱいなんでも推しちゃいます！とか、あえて言おう。それでは「ミートコーンドリアにサラダセットとドリンクバーもいかがですか⁉」とおんなじただのキャンペーンちゅうのセールスマンだ。あそこの吸入薬よりうちの吸入薬をというなら、どこが長所でどこが短所かもきちんとしてほしい。ただ、ただ、「あんたにはうちの💊使ってもらわんとオレの予定が狂うのさ」では聞くだけムダと思われても仕方ある米。それに今時は定年まで年功序列の終身雇用だと思ったらおおまちがいだゾ。いつでも引き抜いてもらって、どこに出されても恥ずかしくない健康優良MRさんでありたいと君が望むのなら、今からアップデートしとかないとですよおダ。
自社のクスリそっちのけで、「ボクはねえ、一回きりの短い人生だもん。一番いいクスリをのんでもらいたいじゃあないですか。」と、そんな清々しいMRさんがいたらぜひうちにも来てほしい。どんな子にだってエビデンスだけではない良さがあるはずで、適材適所とかオンリーワンだとか歴史とか物語とか伝説とかそういうの。そういうのだったら膝突き合わせてでも、サシツササレツでも聞いてやろうと思うんじゃあないかな。ただひたすらにうちのクスリクスリクスリを～と連呼されても心には響かないでしょ。まあ、もちろん営業という名のセールスで自社の商品を売り込みに来てるのだから自信を持ってやっていただければいいのだけれど、聞いている方としては「で？」となるのもまた道理なのである。ましてや「センセイにちょっと教えてもらおうと思ってきました！」とかおなかの空いているときにありえないから。