「艦長! たいへんです。高高度大気圏上空からの無差別電撃攻撃(カミナリ)により現在クリニックを中心に半径5kmにわたって電力配給がストップしています。」
「なんだって!?艦長!もしここで、なんかきたら手の打ちようがありません。」
「愚か者!うろたえるな!先にうごいたら、我々の位置をおしえるようなものだ。電源回復にはどれくらいかかる。」
「いまのところ。復旧の見通しが立たないとのことです」
「通信室から入電です。2時の方向より当院に接近する者あります。」
「なんだと、スクリーンに映し出せ。」
「最大望遠です。識別コード440&445、帳面データ照合します。本日、ひとよんまるまる14時ワクチン予約のよしおさん&よしこさんと思われます。」
「艦長。いまここでいらっしゃっても我々にはワクチンを冷やす冷蔵庫を起動することができません。」
「ぐぬぬぬ。。。もはやこれまでか。」
「大丈夫です。艦長。まだたたかえます。」
「んなこと言ったって、真田。さすがにこの状況では手の打ちようがないぞ。」
「心配するな、古代。こんなこともあろうかとおもってだな、、、」
「なんだこれは?」
「ポータブル電源SABUMAくんだ。これがあれば停電してても冷蔵庫を冷やすことができるぞ。」
「なんだって!!うちのワクチン冷蔵庫はそこら辺のモノとは別物の高性能冷射能除去装置規格を誇る対ワクチン専用フリーザーなんだぞ。しかも100V AC電源が必要なんだぞ。」
「心配ない。100V交流電源が3コ口(クチ)がついてしかも正弦波だから同時にコンピューターだって制御可能だ。」
「ということは、私たち、まだ飛び立つことができるのね?」
「ああ、短時間(*1)ならな。まだ戦えるさ。」
「よし、全員各自配置につけ。これより一般成人用帯状疱疹ワクチン充填。主砲方位コンマ0.04修正。ターゲット左上腕デルタ筋、角度90。いいか、よくねらえ。一撃でしとめるぞ。」
「Fire!」
追伸:あくまでイメージであり、妄想の中でお楽しみください。リアルワールドにおいて、クリニックちあきは作今の異常気象による不測の停電にも耐えられるよう新たに高性能ポータブル電池を導入しました。ワクチンの品質管理にも心配御無用です。