「よしこ、今日はキミの現世における50回目の記念日だね。おめでとう。」
「まあ、よしおさん。私の誕生日、おぼえていてくださったのね。よしこ、うれしいわ。」
「今日はね、キミの50周年を祝ってサプライズがあるんだ。気にいってくれるとうれしいんだが…」
「まあ、なにかしら?よしおさんが用意してくれたものならよしこ、なんだって感激よ。」
「さあ、ココだよ」
「く・り・にっく・…?まあクリニックさんでサプライズなんて、え、ひょっとして…私たちのヒミツを。」
「まあまあそう早ガッテンしないで。にしても暗いな。電気がついてないみたいだな?自動ドアも『手でアケテオハイリクダサイ。』?だいじょうぶなん?』
「14時にワクチンでご予約のよしお&よしこ様ですね。お待ちしておりました。中へどうぞ。」
「ありがとう、今日はいやに中が暗いけど…」
「ああ、ちょっと停電してるみたいですね。でも大丈夫です。うちにはSABUMAクンといって、こんなこともあろうかと思って…(以下詳しくはホームページブログにて)」
「よしおさん、サプライズってもしかして…。」
「そうさ、50歳の誕生日に予防接種。今一番トレンディなワクチンさ。キミのその美しい顔にオビクサのプツプツができるなんてボクには耐えられないからね。」
「ありがとう。よしおさん。私もTVコマーシャルを見て以来ずっと気になっていて…。貴方が気にかけてくれていたなんて、よしこ、とってもうれしいわ。」
「ふっ、ふっ、ふっー。礼には及ばないさ。何しろこのワクチンは2回目だってあるからね。次回のキミとのワクチンデートをここでまたふたりで予約できるなんて最高じゃないか。しかも医療機関というのは守秘義務尊守にも定評があるからな。」
「でもお高いワクチンなんでしょう?」
「2回でこの値段(*2)なら、その辺のレストランでフカヒレと北京ダックのコースを頼むのとそう変わらんよ。知らんけど。それにみてごらん。このワクチンのバイアルを。」
「うわあ、みどり色してメタリックな光沢があって、まるでコガネムシ(*3)みたいにキラキラしてホントきれいね。」
「だろう。まさに今日のきみにふさわしいワクチンだ。」
「ほんとうにありがと♡。よしおさん。」
今、大切な人に送りたい。真実の愛のかたち。満50歳からの適応です。噂のワクチン。
Why don’t you get? Shall you vaccine?
追伸:あくまでイメージであり、妄想の中でお楽しみください。それはそうとリアルワールドにおいては、クリニックちあきにて本当の愛のワクチンのご相談を承ります。